2024年04月23日
ムイムイ退治
チューリップが咲き終わり
さみしくなったパークに
新しいお客様
ありがたくない お客様が知らぬ間に いっぱい来ていました
チューリップの葉っぱにステイしている ムイムイたち
殺虫剤とかないので
コーヒーが効くというウェブの記事をまねて
即席のムイムイ退治
インスタントコーヒーがないので
朝飲んだコーヒーの 出がらしを雪平鍋に入れ
水を注ぎ煮だすと おお まだ飲めそうなコーヒーができました
このまま ぶっかければ ムイムイはアチチとなりますが
お花もついでにダメになっちゃうので
ゆっくり冷ましたあと 紅茶のポットに入れ
そこからスプレー容器に移します
これでコーヒーの粉はこされたはず
その後はスプレーで コーヒーを葉っぱに噴射
あっ 洗剤を入れるのを忘れていた
などと やっているうちに スプレーが詰まってしまった
ちゃんとこされていなかったのでした
考えてみれば コーヒーメーカで
出がらしのコーヒー粉から もう一度コーヒーをいれれば
粉は落ちなかったはず
といったわけで コーヒーによる撃退作戦は 一回にして終わりをつげ
園芸店に 家庭菜園用のスプレー剤を注文しました
さみしくなったパークに
新しいお客様
ありがたくない お客様が知らぬ間に いっぱい来ていました
チューリップの葉っぱにステイしている ムイムイたち
殺虫剤とかないので
コーヒーが効くというウェブの記事をまねて
即席のムイムイ退治
インスタントコーヒーがないので
朝飲んだコーヒーの 出がらしを雪平鍋に入れ
水を注ぎ煮だすと おお まだ飲めそうなコーヒーができました
このまま ぶっかければ ムイムイはアチチとなりますが
お花もついでにダメになっちゃうので
ゆっくり冷ましたあと 紅茶のポットに入れ
そこからスプレー容器に移します
これでコーヒーの粉はこされたはず
その後はスプレーで コーヒーを葉っぱに噴射
あっ 洗剤を入れるのを忘れていた
などと やっているうちに スプレーが詰まってしまった
ちゃんとこされていなかったのでした
考えてみれば コーヒーメーカで
出がらしのコーヒー粉から もう一度コーヒーをいれれば
粉は落ちなかったはず
といったわけで コーヒーによる撃退作戦は 一回にして終わりをつげ
園芸店に 家庭菜園用のスプレー剤を注文しました
2024年04月19日
ルイス・ウェインの猫人生 その弐
ウェインは なぜ猫のイラストを描くようになったのか
もともとアグリカルチュラル・ショーを取材したりして
動物の絵を雑誌向けに描いていたようです
映画にも登場しますが 結婚後ウェインはピーターという猫を飼います
面白かったのは 当時のイングランドでは 猫をペットとして飼う習慣はあまりなかったということ
猫は愛玩動物ではなく ネズミをとるために必要だったのだそうでした
末期ガンだったエミリーとの結婚生活のなかで
ピーターの存在は とても重要だったようです
いつしかウェインはピーターを描くようになります(映画によるとですが)
実際、ウェインは彼を「ピーター・ザ・グレート」すなわちピョートル大帝と呼んで
彼をモデルに擬人化した猫たちを描きました
下は『ロイドのウィークリー・ニューズ』1905年8月27日に載ったイラスト
9つの命をもつといわれる猫をテーマに、
九番目の猫生を終えた猫が「猫の天国」で悠々自適に暮らしているという絵
この猫ちゃんがピーターです
映画のピーターも 鉢割れの 黒いコートの子でした
(子猫の時は どっかにノンチェスによく似てた)
ウェインのイラストは 雑誌ほか ポストカードなどで使われ 大人気を博したそう
確かにかわいいです
しかし だんだん精神を病んでいくにつれ 猫も病んでいきます
(ベネディクト・カンバーバッチの目の演技がすごかった)
一方で 彼の後期の絵はサイケデリック・アートの先駆として再評価されてるんだそうです
ウェインも 彼の描く猫も いろいろな生を経験したんですね
もともとアグリカルチュラル・ショーを取材したりして
動物の絵を雑誌向けに描いていたようです
映画にも登場しますが 結婚後ウェインはピーターという猫を飼います
面白かったのは 当時のイングランドでは 猫をペットとして飼う習慣はあまりなかったということ
猫は愛玩動物ではなく ネズミをとるために必要だったのだそうでした
末期ガンだったエミリーとの結婚生活のなかで
ピーターの存在は とても重要だったようです
いつしかウェインはピーターを描くようになります(映画によるとですが)
実際、ウェインは彼を「ピーター・ザ・グレート」すなわちピョートル大帝と呼んで
彼をモデルに擬人化した猫たちを描きました
下は『ロイドのウィークリー・ニューズ』1905年8月27日に載ったイラスト
9つの命をもつといわれる猫をテーマに、
九番目の猫生を終えた猫が「猫の天国」で悠々自適に暮らしているという絵
この猫ちゃんがピーターです
映画のピーターも 鉢割れの 黒いコートの子でした
(子猫の時は どっかにノンチェスによく似てた)
ウェインのイラストは 雑誌ほか ポストカードなどで使われ 大人気を博したそう
確かにかわいいです
しかし だんだん精神を病んでいくにつれ 猫も病んでいきます
(ベネディクト・カンバーバッチの目の演技がすごかった)
一方で 彼の後期の絵はサイケデリック・アートの先駆として再評価されてるんだそうです
ウェインも 彼の描く猫も いろいろな生を経験したんですね
2024年04月18日
ルイス・ウェインの猫人生 その壱
先日『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』という2021年の映画を見ました
ルイス・ウェインは、ヴィクトリア朝イングランド後期に生まれた画家で
擬人化した猫のイラストを描いて人気があったのだそう
今回 初めて知りました
原題はThe Electrical Life of Louis Wain で
「電気」とウェインの創作を結び付けて
ちょっと寓話風に語っているのですが
日本での紹介は 邦題に「生涯愛した妻とネコ」とあるように
「身分違い」の妻への純愛を強調しています
以下は映画の公式HPからの引用
「イギリスの上流階級に生まれ、父亡きあと一家を支えるためにイラストレーターとして活躍するルイス。妹の家庭教師エミリーと恋におちた彼は、大反対する周囲の声を押し切り結婚する」https://louis-wain.jp/
映画を見ていても 伝記を調べていても気になったのですが
ウェイン家は「上流階級」ではありません
お父さんは貿易商 お母さんはもとは教会の刺繍をつくる「職人」さんでした
妹のために 住みこみの家庭教師「ガヴァネス」を雇おうとするなど
父親が生きていたころは けっこう羽振りがよかったのかもしれませんが
「中流階級」です
ウェインとエミリーの結婚が反対されたのは
ガヴァネスという「階級の低い」使用人と結婚するというスキャンダルのせいではありません
そもそも ガヴァネスは良家の子女に フランス語やピアノ 絵なども教えるため
自分自身が教養をもっていなければならず
たいていはウェイン家のように働き手の父親を失った中流階級の未婚のお嬢さんが
周囲から白い目で見られない仕事として選ぶのです
場所はアメリカですが『若草物語』のメグは 父親が従軍牧師で不在のため
一家を支えようとガヴァネスをしています
ジョーは大金持ちの大伯母のところで老人の話し相手を務める「コンパニオン」をしています
でもメグなりジョーが 金持ちのローリーと結婚したとしてもスキャンダルにはなりません
どちらも ちゃんとした中流階級の家の出身だからです
話を戻して 周囲がエミリーとの結婚に反対したのは
彼女が10歳も年上だったこと
そして ウェインが資産家の娘と結婚して財産を得るという望みがなくなってしまうからに違いありません
ちなみに 一家はカトリックだったそうで もしかしたらエミリーはプロテスタントだったのかもしれませんね
さて1880年に父親が死亡し ウェインは20歳で一家の大黒柱になります
(妹たちが5人 お母さんを加え 6人の女たちを養うのですぅ)
雑誌のイラストレーターとして 生計を立てていたウェインがブレイクするのは
『イラストレイティッド・ロンドン・ニューズ』の1886年クリスマス号
『イラストレイティッド・ロンドン・ニューズ』は その名のとおりイラストが売り物の週刊新聞で
イラストのクオリティの高さでも知られていました
ウェイン描く150匹の猫が登場する「子猫のクリスマス・パーティー」は
見開き2頁を使って掲載されました さぞかし目を引いたことでしょう
さて 長くなったので
ウェインが そもそも なぜ猫を描くようになったのかについては
次号をお楽しみに
ルイス・ウェインは、ヴィクトリア朝イングランド後期に生まれた画家で
擬人化した猫のイラストを描いて人気があったのだそう
今回 初めて知りました
原題はThe Electrical Life of Louis Wain で
「電気」とウェインの創作を結び付けて
ちょっと寓話風に語っているのですが
日本での紹介は 邦題に「生涯愛した妻とネコ」とあるように
「身分違い」の妻への純愛を強調しています
以下は映画の公式HPからの引用
「イギリスの上流階級に生まれ、父亡きあと一家を支えるためにイラストレーターとして活躍するルイス。妹の家庭教師エミリーと恋におちた彼は、大反対する周囲の声を押し切り結婚する」https://louis-wain.jp/
映画を見ていても 伝記を調べていても気になったのですが
ウェイン家は「上流階級」ではありません
お父さんは貿易商 お母さんはもとは教会の刺繍をつくる「職人」さんでした
妹のために 住みこみの家庭教師「ガヴァネス」を雇おうとするなど
父親が生きていたころは けっこう羽振りがよかったのかもしれませんが
「中流階級」です
ウェインとエミリーの結婚が反対されたのは
ガヴァネスという「階級の低い」使用人と結婚するというスキャンダルのせいではありません
そもそも ガヴァネスは良家の子女に フランス語やピアノ 絵なども教えるため
自分自身が教養をもっていなければならず
たいていはウェイン家のように働き手の父親を失った中流階級の未婚のお嬢さんが
周囲から白い目で見られない仕事として選ぶのです
場所はアメリカですが『若草物語』のメグは 父親が従軍牧師で不在のため
一家を支えようとガヴァネスをしています
ジョーは大金持ちの大伯母のところで老人の話し相手を務める「コンパニオン」をしています
でもメグなりジョーが 金持ちのローリーと結婚したとしてもスキャンダルにはなりません
どちらも ちゃんとした中流階級の家の出身だからです
話を戻して 周囲がエミリーとの結婚に反対したのは
彼女が10歳も年上だったこと
そして ウェインが資産家の娘と結婚して財産を得るという望みがなくなってしまうからに違いありません
ちなみに 一家はカトリックだったそうで もしかしたらエミリーはプロテスタントだったのかもしれませんね
さて1880年に父親が死亡し ウェインは20歳で一家の大黒柱になります
(妹たちが5人 お母さんを加え 6人の女たちを養うのですぅ)
雑誌のイラストレーターとして 生計を立てていたウェインがブレイクするのは
『イラストレイティッド・ロンドン・ニューズ』の1886年クリスマス号
『イラストレイティッド・ロンドン・ニューズ』は その名のとおりイラストが売り物の週刊新聞で
イラストのクオリティの高さでも知られていました
ウェイン描く150匹の猫が登場する「子猫のクリスマス・パーティー」は
見開き2頁を使って掲載されました さぞかし目を引いたことでしょう
さて 長くなったので
ウェインが そもそも なぜ猫を描くようになったのかについては
次号をお楽しみに
タグ :ルイス・ウェイン
2024年04月16日
今年 最初の新茶
週末に 久しぶりに実家に行ってきました
お土産を買いに行ったら
初取引の新茶、最後の一袋があったので、さっそく購入
いつもより数週間早く 新茶をいただきました
Posted by 猫娘。 at
16:26
│Comments(2)
2024年04月07日
静岡まつりの駿府公園
「旅日記」とはおこまがしいのですが
静岡の春を告げる 静岡まつり
お天気がいいので ちょっと駿府公園まで行ってきました
満開の桜の下 芝生でピクニックを愉しむ家族連れ
そして 「銀座の柳」(覚えてますか?)
すっかり春です
静岡の春を告げる 静岡まつり
お天気がいいので ちょっと駿府公園まで行ってきました
満開の桜の下 芝生でピクニックを愉しむ家族連れ
そして 「銀座の柳」(覚えてますか?)
すっかり春です
2024年04月03日
2024年03月22日
ブランテーにチョコはよく似合う
VSOPをうちでキープしていたのですが
夜 ちょっとずつくすねてたら
飲んじゃった!
それが本題ではなく
先日 ソファの下からチョコが出てきました
(手前のやつ)
こないだ差し入れてもらった ナッツ入りのチョコ?
と思って 口に入れたのですが
なんか ヘン
しかもナッツが入っているはずの先っぽが フニャっとして
これは食うたらアカンやっちゃ
とあわてて 口からだしたところで
ソファの下からもう一個発見
二つ並べてみたら
正体がわかりました
誰や こんなところに耳落としたやつは
夜 ちょっとずつくすねてたら
飲んじゃった!
それが本題ではなく
先日 ソファの下からチョコが出てきました
(手前のやつ)
こないだ差し入れてもらった ナッツ入りのチョコ?
と思って 口に入れたのですが
なんか ヘン
しかもナッツが入っているはずの先っぽが フニャっとして
これは食うたらアカンやっちゃ
とあわてて 口からだしたところで
ソファの下からもう一個発見
二つ並べてみたら
正体がわかりました
誰や こんなところに耳落としたやつは
Posted by 猫娘。 at
13:19
│Comments(2)
2024年03月20日
2024年03月10日
2024年03月02日
梅といえば これでしょう
2月のセンチメンタルジャーニー
静岡の梅を見た翌日 熱海に行きました
お目当ては もちろん これです
何度見ても 好き
その他 いろいろ すてきな作品ありましたが
ここで出会った猫ちゃんでしめますね
佐藤玄々の1944年の作
ルーヴルで見たエジプト猫に触発されたそうですが
なんか さくちゃんに見えませんか?
静岡の梅を見た翌日 熱海に行きました
お目当ては もちろん これです
何度見ても 好き
その他 いろいろ すてきな作品ありましたが
ここで出会った猫ちゃんでしめますね
佐藤玄々の1944年の作
ルーヴルで見たエジプト猫に触発されたそうですが
なんか さくちゃんに見えませんか?
タグ :紅白梅図屏風