フェニックスパークの　のんちゃん

猫ののんちゃんです



のんちゃんが　すっぽり収まっているのは

爪とぎです

この爪とぎ

マタタビの粉がついているのですが

それを振りかけたら

のんちゃんと　さくちゃんがハイになってしまい

その狂乱のさまを　ハッチがびっくりして見ていたことがありました

前に月岡芳年の浮世絵『猫鼠合戦』を紹介しました

そのなかにも　ネズミたちがマタタビを使って　猫をヘロヘロにさせるという

元の「赤本むかしばなし」にはなかったシーンがありました

そこで　今日のお題は「猫にマタタビ」です

「猫に木天蓼（またたび）」ってことわざなんですね

コトバンクによると

「大好物のたとえ。また、何か物を与えたときに効果が著しいことのたとえ」とあり

「マタタビは猫の好物で、その実を食べたり香りを嗅ぐと恍惚となるといいます。

「お女郎に小判」「泣く子に乳（飴）」などと続けることもあります。」と解説がついていました

Wikipediaでは、語源はアイヌ語の「マタタムブ」

アイヌ語で「マタ」は「冬」のことに

「タムブ」は「亀の甲」のことで

冬にマタタビの木にできる　つぶ状の突起を指す『牧野新日本植物図鑑』

あるいは「苞（つと、手土産）」の意味（知里真志保『分類アイヌ語辞典』など）だとか

こちらが問題のマタタビ



現物を見たことありませんが　かわいい花をつけるんですね

さて　猫はなんでマタタビに酔っぱらうんでしょう

日本の大学とリバプール大学の共同研究チームが

猫のマタタビ反応を引き起こす「ネペタラクトール」を発見

2021年1月21日、科学雑誌Science Advancesに発表しました

ジュラシックパークにいる恐竜のような名前の「ネペタラクトール」

実は蚊をよせつけない効果があるんだそう

つまり　猫がマタタビの匂いにもだえるて　コスコスすることで

「ネペタラクトール」が体にすりつき

蚊に刺されないようになるわけ

この習性は　猫だけでなくネコ科動物が野生のくらしのなかで身に着けたらしい

さくちゃんが　蚊取り上手なのと関係あるのかは不明です

詳細は以下をご覧ください

【プレスリリース】ネコのマタタビ反応の謎を解明！
～マタタビ反応はネコが蚊を忌避するための行動だった～
https://www.iwate-u.ac.jp/cat-research/2021/01/003871.html

しめは　マタタビなくても　まったりしている　のんちゃんです