2022年05月23日

フクシアの耳飾り

イングランドでは庭先にフクシア(英名フューシャ)が植えられているのをよく見ます

下向きに咲く花は可憐で、うちでも育てたいと思ったこともあります

でも日本のじめじめした暑さは苦手そう

なばなの里のベゴニア温室に

なぜかフクシアもありました

フクシアの耳飾り

フクシアの耳飾り

フクシアの耳飾り

もしかしたらベゴニアとフクシア

名付け親が同じ人だから?

ベゴニアはシャルル・プリュミエというフランスの植物学者が

当時フランスの植民地だったカリブ海のアンティル諸島の一つイスパニョーラ島で1690年に発見

自分を国王ルイ14世に推薦してくれた総督ミシェル・ベゴンへのリスペクトとして

「ベゴニア」と名付けました

フクシアも同じくイスパニョーラ島で見つけたもの

こちらは16世紀のドイツの植物学者レオンハルト・フックスの名にちなんだそうです

イスパニョーラ島は現在のハイチと ドミニカ共和国

フクシアは寒いところの花だと思っていたのに 意外でした

プリュミエは このほかにも「マグノリア」の名付け親なんですって

こちらがプリュミエさん

フクシアの耳飾り

ご覧のように 本業はカトリックのお坊さんですが

中南米の探検調査に3度も赴き

新世界の動植物をイラスト入りで紹介した本を書いています

ちなみにハワイなどでレイに使われるプルメリアの花は

プリュミエの名にちなんだものだそう

植物学のドンですね

「フラワー・フェアリー」シリーズで知られるイングランドの画家

シシリー・メアリ・バーカーもフクシアのフェアリーを描いています

フクシアの耳飾り

フクシアは妖精の帽子だとか妖精のブランコだとかとも言われるらしい

アイルランドのゲール語では「神さまの涙」(ジャオラ・デーdeora dé)って言うんですって

わたしは ピアスにしたい…




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Posted by 猫娘。 at 10:36│Comments(2)のんちく
この記事へのコメント
かわいい帽子かぶった妖精の絵葉書、
フクシアとは知らずに買ったことある〜
想像上の花かと思ってた・・

確かにピアス向き!
私は穴あけるのこわくて
まだ「イヤリング」だけど(笑)
ゆらゆらゆれるやつ好き
Posted by sumikko at 2022年05月26日 07:26
さくちゃんの ブルーアイも ピアス向きです
Posted by 猫娘。猫娘。 at 2022年05月28日 10:54
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    コメント(2)